南海辰村建設

技術情報

EV外断熱工法

21世紀のキーワードは「環境と健康」です。

省エネルギー・省資源、いま環境保護に向けたさまざまな取り組みが世界中で進んでいます。
それはマンション建築においても例外ではありません。環境を守りながら健康的で快適な暮らしを守る次世代マンションへ。地球にやさしい暮らしは、ひとにやさしい暮らしでもあります。

人と住まいが自然と豊かに調和する、EV外断熱マンション

高気密・高断熱、そして換気システムの働きで、結露・ダニ・カビの発生が抑制され、さわやかで健康的な住環境が実現できます。

価値ある次世代100年マンション

いまマンションに求められているのは、次代に引き継ぐ資産価値、そして、環境共生という時代の流れに基づく省エネ・省資源。「住宅の品質確保の促進等に関する法律」や「建設廃棄物リサイクル法」の施工は、これらのニーズに確実に応えられる高品質マンション時代の到来を告げています。

EV外断熱100年マンションプロジェクト
21世紀への私たちの解答です。

スウェーデンやドイツなどヨーロッパ諸国のコンクリート建築で常識とされている、「外断熱」。
これを日本の風土特性に合わせて独自開発したのが、当プロジェクトがすすめる「EV外断熱工法」です。
100年を生きる高耐久性を誇るEV外断熱マンションが、21世紀の省エネ・健康・環境をトータルに実現していきます。

写真:防水 施工前
スウェーデンストックホルムの
外断熱マンションと
オフィスビル
写真:防水 施工後
ストックホルム市に建つ
外断熱の高層マンション
【先進5ヵ国の住宅サイクル年数】
1996年度建設白書(建設省編より)

健康

EV外断熱工法は、コンクリート躯体の外側を断熱材ですっぽりと包み込んで室内温度とコンクリート躯体温度を同調させ、住まいから結露を追放。さわやかで健康的な住環境を実現します。

環境共生

高断熱・高気密仕様のEV外断熱は、省エネ性能に優れ、CO2などの温室効果ガス排出量の大幅な削減が可能です。また、日本の一般的な住宅の建て替えサイクルが30年と短命なのに対して、EV外断熱は欧米並みの100年以上の高耐久仕様。建て替えに伴う資源の大量消費、建築廃棄物の大量発生にも一定の歯止めをかけます。

資産価値

100年以上の高耐久性を誇るEV外断熱マンションは、その快適な住環境を長きにわたって享受していただけます。コンクリートの劣化が少なく、結露によって内装が傷むこともないので、大規模修繕や建て替えなどのライフサイクルコストも大幅ダウン。次代に引き継ぐ資産としての価値も十分です。

欧米並みの100年マンションをめざす、EV外断熱工法。

EV(Extended Ventilation)外断熱工法は、世界のスタンダード外断熱工法を「地震・台風・防火」といった日本特有の諸条件に合わせて発明、開発されました。
基本性能は、耐久性はもとより、耐震性、省エネルギー性、防音性などトータルで100年マンションを実現するハイクオリティを追求しております。

写真:防水 施工前
写真:防水 施工後
1
置屋根工法
厚い断熱材で切れ間なく屋上スラブを覆い、外装材で屋根をカバーします。外装カバーは断熱材を風雨による劣化から守り、高性能を維持します。支柱は熱損失が少なく頑丈なステンレス材。
写真:防水 施工後
2
開口部二重構造サッシ
外側窓は耐火性・耐風性にすぐれたアルミサッシと単板ガラス、内側には樹脂サッシと複層Low-Eガラスを採用。断熱性・気密性が高く、省エネ及び防音効果を発揮します。
写真:防水 施工後
3
外壁構造
躯体の外側に断熱材を施工した上で、外装材との間に通気層を確保。EVプラケットが断熱材・外装材を支えるとともに、EV横ぶれ防止プレスが地震の横揺れを吸収します。
写真:防水 施工後
4
絶縁バルコニー
熱ロスが少なく頑丈なステンレス金具でバルコニーを固定する絶縁方式を採用。バルコニーと住居の床が直結せず、バルコニーからの熱損失を従来の1/5~1/6に押さえました。
写真:防水 施工後
5
24時間熱交換器システム
高断熱、高気密なEV外断熱工法で大切なのが計画換気。熱交換効率70%以上と熱損失も最小限に抑え、クリーンな空気環境を24時間保ちます。

EV外断熱工法・4つの100年基準

地球資源を浪費しない高耐久仕様

躯体の外側を断熱材ですっぽりと覆い、外気の影響によるコンクリートの劣化を解消。高い耐久性によって短い建て替えサイクルでの資源のムダ使いと廃棄物の大量発生を抑制します。

静かで快適、健康的な住環境を実現

躯体外側の断熱材に加えて、高断熱・高気密仕様の二重構造サッシが、省エネルギーはもちろん高い防音性も実現。健康的な、静かで快適な住環境を実現します。

  • 二重サッシは地域により異なります。

壁断熱・置屋根断熱工法で高い断熱性を発揮

EV外断熱工法の断熱材の厚さは壁150~200mm、屋上は置屋根工法を採用して250~300mm。
21世紀の断熱水準を考慮した理想の数値です。

  • 断熱材の厚さは地域により異なります。
  • 屋上はその他の工法も行っています。

価値ある社会資産として

建築を社会ストックとして考える欧米のように、長きにわたって快適な住環境を提供するEV外断熱マンションは、社会資産として高い価値を有しています。

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大阪本社・東京支店の2拠点で関西圏・関東圏をカバー。
お客様のご要望に見合った各種工法を手がけています。お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
※電話によるお問い合わせは、8:30~17:30までとなっております。